2023年6月23日(金)ドラマ「ペンディングトレインー8時23分、明日 君と」の第10話(最終回)が放送されました。
2026年に戻った現代で、絶望しながらも隕石の衝突を回避し未来を変えるために奔走する5号車の人たち。
お偉いさんも動き出し、ロケットを発射するなど、隕石衝突まであと少し…というところで終わりました。
最終回放送後、SNSでは「え、終わり?どうなったの?」など、困惑の声が多く上がりました。
結局、隕石衝突は回避できたのか、隕石は落ちてしまったのか…徹底考察!
落ちてしまったとみられる証拠シーンや、最後まで解明されなかった伏線シーンや謎もまとめました。
ペントレ10話最終回|隕石衝突はどうなった⁉隕石が落ちた証拠!
2023年6月23日に放送されたドラマ「ペンディングトレインー8時23分、明日 君と」の第10話の最終回。
その放送後、隕石はどうなったの?というコメントが多くありました。
未来を変えるために現代に戻ってきた白浜優斗(赤楚衛二)たち…未来を変えられたのか、気になりますよね!
あまりに気になりすぎて、特別編で、その後の話が放送されるのでは?という方も…
(見たい!見たいです!)
ただ、10話の様々なシーンから「隕石落下は回避できなかったのでは?」という声が多くありました。
隕石の衝突が回避できなかったとされる理由
隕石の衝突が「回避できなかったのでは?」という声の裏には、米ちゃんこと米沢大地(藤原丈一郎)の書いて埋めた田中のおっちゃんへの手紙と、服が大きな要因になっているようです。
現代に帰ったあとも、娘さんの元に行くなどして、田中のおっちゃんを気にしていた米ちゃん。
タイムワープした時の場所に田中さんに向けて、手紙を書いて埋め、服も置いていくシーンがありました。
田中のおっちゃん、俺たち無事に元の世界に戻りました。
未来のこともちゃんと伝えました。
お偉いさんは動き出したそうですが、でもどうなるか、誰も分かりません。
とりあえず俺ら普通に暮らしてます。
こっちの世界が無事なように、どうか見守っててな。
追伸:娘さん、おっちゃんが生きてるって伝えたら泣いてたで。
個人的に、手紙が未来の田中さんに届いたというのは、良かった…
となんだか安堵したシーンでもあったのですが、よく考えるとおかしいですよね…
そう…
2023年に隕石が衝突して滅亡してしまった2060年にいる田中さんの元に届いたということは、この手紙を埋めたあとに
隕石が衝突して滅亡してしまったという未来に繋がってしまっていることになります。
タイムワープした未来で、現代に帰るか、残るか決断を迫られた時、加藤さんが言っていました。
隕石の衝突を回避した後、この世界は決して交わることのないパラレルワールドになってしまうのだと…
つまり、米ちゃんが埋めた世界の未来が田中さんのいる未来に繋がったということは、隕石は衝突し世界は滅亡したことになるんですよね…
ショック…!
ただ隕石が衝突したと考えるには不可解な点もあります。
隕石衝突は回避できたとされる理由
理由1:蓮見教授の表情
「隕石の衝突は回避できた」と考える方たちの大きな根拠は、何と言っても10話の終盤で登場した、物理学教授の蓮見涼平(間宮祥太朗)の表情です。
おそらく打ち上げられたロケットの結果報告でしょう、電話をとった蓮見先生が「そうですか、分かりました」と答えて、ソファーに身を投げて寝るというシーンがありました。
この表情、私には嬉しそうに見えました。
ロケットをぶつけて小惑星の軌道をそらすという方法だったそうですが、それが成功したのかな…?
ただ一方で、この表情が失敗報告を聞いて、もう衝突は避けられえないんだという諦め、虚無感に見えたという方も。
はたしてどっちなのでしょうか…気になります。
理由2:服の損傷具合に違和感
隕石は衝突し、世界は滅亡、田中さんのいる滅亡した未来の世界に繋がっていたから、あの手紙は届いた!とすると、少し気になることが1つ。
米ちゃんが残した、服の損傷の軽さが気になります。
例えば、第7話で登場した白浜優斗が掘り起こして発見した自転車。
人類のほとんどが滅亡したとされる世界で、手で掘れる範囲に自転車が埋まっているのにも少し違和感がありますが、自転車でさえこの損傷具合です。
よねちゃんがかけた服なんて、あんなに綺麗に残っているものでしょうか…
手紙のように服も中に入れられていたら、可能性は高かったと思います。
しかし、シャベルにかけられた服が田中さんの元に無事に届いてしまったとなると、
2060年の未来の地面を掘りおこしたりすれば服や生活用品がザックザク出てくる…
みたいな状況になっていないとおかしいと思うのです。
そう考えると、手紙を埋めた数日後に隕石が衝突して、その後2060年まであの場所に残っていた服や手紙を田中さんが見つけて…というのは流石に状態が良すぎるのでは?と感じてしまいます。
では、一体この手紙と服はどのように届いたのでしょう?
個人的には、再び開いたワームホールに、手紙の入ったタイムカプセルと服は吸い込まれてしまい、田中さんの元に届いたのではないかな〜と思っています。
嵐や超新星爆発など、大きなエネルギーがあれば、ワームホールは作れる…とすると、田中さんの藁人形「ミーポ」のように吸い込まれたと考えるほうがしっくりくるかな…
ただ、手紙の入ったタイムカプセルは、地面に埋められていたことを考えると、土がえぐられるほどの吸引力を持ったワームホール…?
その場合、嵐や地震、超新星爆発、膨大な電力など、なにかしら大きなエネルギーが必要になってきそうです。
そんなに大きなワームホールが出現していたら、他にも影響がありそうで、怖いですね。
隕石衝突を回避したら新たな問題発生⁉
突然未来に飛ばされ、荒廃した未来を知り、隕石の衝突を防ぐことができた、みんなが幸せに暮らす未来を…
という展開が一番のハッピーエンドな気もしますが、隕石の衝突を防げたら防げたで、新たな問題が起きそうです。
10話の中でもたくさんの記事が出てきました。
オカルト集団のせいにされたり…
救世主か詐欺師か…という記事もありました。
無事に隕石の衝突を防げたとしても、世界滅亡は嘘だったと、また乗客のプライベートが掘り起こされ、様々な世間の声で傷つくだけのような気もします。
世界の滅亡を防ごうと尽力していた人がいたなんて知らずに、世間の人々は、そのまま生きていく。
5号車の乗客のほとんどは、寺崎さんの知り合いの防災インフラの整ったスイスへ行ったようでした。
隕石衝突が免れれば帰ってくるのでしょうか…
悲しいことですが、隕石が衝突してしまったほうが、5号車の乗客は平穏に暮らしていけるのかもしれませんね…
それからこの隕石衝突は、世界全体の問題のはずなのに、日本だけで問題になっているような様子が気になりました。
世界滅亡がかかってるにしては、規模ちっさくない…?
それぞれの選択で様々な未来、世界は一つじゃない
人間はいくつもの選択をして今の未来を手に入れているとすれば…
どこかの世界は田中さんのいる未来に繋がっている…と考えられます。
根本の問題である宇宙ゴミ(デブリ)の問題は、何一つ解決していないので、同じことが起こらない保証もないですし。
米ちゃんが埋めたあとの未来は、ロケットが成功する未来もあるし、成功してもまたその後隕石が衝突する未来、ロケットが成功しない未来も複数の分岐した未来があるとして…
そもそも現代に戻れなかった未来、声を上げるのを諦めた未来、なにも変わらず隕石が衝突してしまった未来もあるのかも。
多くの選択によって色々な未来が広がっているとも考えられます。
先のことは誰にもわからない、やれるだけやってみよう…
結局自分には自分のできることしかできないから…
という感じなのかなと思いました。
ドラマの公式twitterをのぞいてみると…
素敵な未来が訪れますように…と締めくくられていました。
こうして、この後どうなったのだろう…と考える楽しみを残してくれたのかもしれないですね。
「変な終わり方」「なにそれ」「最後微妙だった」というコメントも多くみましたが、私は面白かったなぁ…と思いました。
ペントレ10話最終回|明かされなかった謎まとめ
ドラマ「ペンディングトレインー8時23分、明日 君と」では、多くの伏線シーンや謎がありました。
最後にすべて回収されるのかと思いきや、最後まで残った謎もいくつかあった印象です。
「そういえば、あれ、なんだったの?」という、明かされず残されたままの謎について、まとめてみました。
ペントレ残された謎1:消えた男性サラリーマンは誰で、消えた理由は?(第1話)
2023年4月21日に放送されたドラマ「ペンディングトレイン」第1話では、8時23分発の秋葉原行の電車が突如荒廃した未来の世界にワープしてしまいました。
しかし、そのワープの前、1人の乗客が消えていました。
この男性、田中さんの落としたペットボトルのフタが消えたのと同じタイミングで、消えていたんです。
ちなみにペットボトルのフタは、その後、2060年の未来に田中さんの頭上に落ちてきたシーンがありました。
その人だけ未来に飛ばされず、現代に残された?と思っていましたが、
結局この人はなんだったのか、なんで消えたのか、どこに行ったのかというのは、謎として残ったままです。
SNSの考察を見てみると…
①気づいたら現代のホームに飛ばされていた
②6号車に飛ばされた
③未来に飛ばされた
など、ありました。
確かに①、②であれば、現代でもその人について問題にならずに進行していたことに違和感がありません。
③の場合、1人で別の場所に飛ばされていたら孤独で、どうにかなってしまいそう…
また同時期に飛ばされた物が、同じ付近に飛ばされるものだとすると、ペットボトルのフタと同じく、この男性も未来に飛ばされていて、しかも上から降ってくる…?
ちょっと怖いです、無事でいてくれることを祈ります。
ペントレ残された謎2:水を盗んだのは誰で、なぜあの場所に放置されていたのか(第1話)
第1話では、6号車に乗っていたという自動販売機の男性が登場し、水の箱が盗まれたことを明かしました。
この水の箱は誰に盗まれ、なぜあの場所に置かれていたのでしょうか?
しかも6号車の人たちは、この男性に1人で水を探すように指示した…?
さらにこの男性、この後からずっと5号車の人たちと一緒に過ごすわけなのですが、この時、5号車の人たちは水の確保ができず、かなり困っていた状態です。
6号車の雰囲気は初日から男性が刺殺されるなど、最悪、その後戻らなかったのは納得ですが、
6号車の近くには川があり、5号車にたどり着くには、その川を通って行かなければならない様子でもありました。
この川の存在、なぜ教えなかったの…?
個人的には疑問です。
正直、田中さんが6号車のスパイのようになってた時に、この男性も6号車の仲間なのかとかなり疑ったものです。
結局、誰が水を盗んだのか、この男性はなぜ川の存在や、6号車の場所を教えなかったのか、探そうとしなかったのか、謎は残されたまま…。
ペントレ残された謎3:髭は伸びない、化粧は崩れない世界
どのくらいの時間、未来に飛ばされ、あの樹海で過ごしていたのかは分かりませんが、小春が妊娠し出産まで至っていないことを考えると10ヶ月は経っていない…
しかし数ヶ月は経っているものと考えられます。
そんななか登場人物はみんな過酷な状況にも関わらず、髭も伸びない、化粧も崩れないということに違和感を感じるという方は多かった印象です。
第2話では人間は水がないと3日も生きられない…という展開で、5号車にお風呂ができたのは、第5話から。
っというわけで、第2話と第4話の登場人物の様子の変化を比較…
ほぼ変わってないですね、みんなお肌つやつやで、化粧は崩れてないし、髭は生えている人もいますが、生えていない人が多いし…
過酷な環境のはずなのに、皆さんとても綺麗です。
やはり大きく変化していたのは田中(杉本哲太)さんですね。
みんなこれくらい変化するほうが違和感なかったと思います…笑
まぁ、そこはあくまでドラマということですね。
ペントレ残された謎4:スープにムクの実(第3話)
第3話では、植物の知識が豊富な加藤祥大を中心に食料を確保するようになりました。
そんな中、ムクの実によく似た「イヌホオズキ」を食べたことで、倒れてしまう畑野紗枝。
その日の夕食のスープに入れたはずのない「実」が…
結局この実を入れたのは誰だったのでしょうね…
田中さん?6号車にいた誰か?
謎は残されたままです。
ペントレ残された謎5:盗まれたボストンバックには何が入っていた?(第6話)
第6話では、5号車にあったボストンバックが3人の不良、吾妻将太郎(三宅亮輔)、岬亨吾(金本勇利)、矢島樹(鈴之助)によって奪われてしまいました…。
この黒いボストンバック、実は第1話から登場していて、駅員の小森創(村田秀亮)はこのボストンバックを取りに来たことで、タイムワープする5号車にやってきました。
不良たちが他の荷物ではなく、わざわざあの荷物だけを狙っていたことで、「結構重要な物が入っているんじゃないか」と考えていた方も多かった模様。
しかし結局中身については明かされず、それが現代で問題になるわけでもなく、謎として残ったままです…。
盗まれた後の5号車での会話も、「盗られちゃいましたね」「手持ちの物が無くなるのは不安」というだけだったので、
特別なにか重要なものだったという感じはしませんでした。
ただ、カバンを盗みに行く直前の不良たちの会話で、「海行ったらうめえもん食いてえ」という話があったので、海付近で生活するのに必要なもの…?
もしかしたら、ウェットスーツやシュノーケルなど、海での食料確保に必要な物が入っていたのかもしれませんね。
ペントレ残された謎6:萱島直哉の手はもう治らない?
現代に戻ってきたものの、右手に力が入らなくなってしまった萱島直哉(山田裕貴)。
原因は、ワームホールの黒いモヤモヤに触れてしまったから…
第9話でコンビニの棚がぼやけた状態で「選べねえよ」というシーンがあったことで、
右手の不調は進行性で、目も見えなくなっているのでは⁉という方もいましたが、最終回を見る限り、右手の不調のみで、視覚に問題はなさそうでしたね。
それにしても、飛ばされた未来で直哉が思い描いていたように(第5話)、美容師として復帰し、紗枝を迎える。というのが実現せず悲しいです…
力の入らなくなってしまった右手はもう元には戻らないのでしょうか…
ちなみに、直哉の右手については、『病院に行って、動かせるように治療してくれ…』というコメントが多くありました。
原因がワームホールなので、現代の医療でどうにかなるものなのか疑問ですが、直哉の右手が治ったらいいのにな…と願い続けます…
ペントレ残された謎7:小春は何をしてたの?
第1話の冒頭からずっと気になってたシーン。
・なぜ紗枝は赤ちゃんを抱いてホームにいたのか?
・赤ちゃんは誰の子なのか?
という謎については、赤ちゃんは学生カップルである佐藤小春(片岡凛)と江口和真(日向亘)の子で、
スイスに旅立つ日、約束の電車に乗る前に和真と小春の代わりに抱っこしていたということが分かりました。
ただ一つ疑問も生まれました。
小春ちゃん何してたの?
ということ。
小春が生まれたばかりの赤ちゃんを他人に預けて、連絡が取れない状態になったうえに、約束の電車に乗らなくてはならない結構ギリギリな状態での出来事に、違和感を感じた方は多かったようです。
第1話で大きなインパクトを与えたシーンでしたが、必要性があったのか微妙だった状況のシーンだったことで、視聴者の目をひくためだけに作ったシーン…?というコメントもありました。
うーん…
もう少し違和感無く、必要に迫られての状況だったら良かったのでしょうか…?
とはいえ個人的には、紗枝を抱きしめる前に、そっと直哉が赤ちゃんの頭を撫でるシーンはキュンとしましたし、赤ちゃんを抱いている紗枝を抱きしめていることで、直哉が本当に優しくそっと抱きしめているというのがよく伝わってよかったんじゃないかなとも思います。
第1話で紗枝が赤ちゃんを抱いて走っているシーンは、インパクトもありましたし、最後までなぜ紗枝が赤ちゃんを抱いて走っているのか分からず、興味がそそられました。
小春ちゃんが何をしていたのかは謎のままですが、まだ高校生という若さで親から離れて、出産後まだ日も浅い状態でというのは、ご両親もさぞ心配していることでしょう。
お別れに時間がかかったのかもしれませんし、行くのを止められた可能性だってありそう…
そう考えると、自宅に荷物を取りに行って、少しだけ連絡が取れなくなってしまった…というのは、自然な展開のような気もしますね。
ペントレ残された謎8:未来に残った田中さんや6号車の人たちは?
第10話の最終回で、田中さんが登場していましたが、
2060年の未来には、田中さんだけでなく、6号車のリーダーだった山本さん、不良3人組などの残された6号車の人たちがいるはずです。
未来に残った人たちは、その後どうなったのでしょうか…
ちなみに現代に戻るためにかなり重要なキーパーソンだったエビちゃんですが、
2016年に戻ったシーンには見当たらなかったので、未来に残ったままの可能性が高そうです。
ところで、5号車の乗客が現代に戻ろうとした時、6号車の乗客に話はあったのでしょうか…
正直5号車の1両に、6号車の乗客全員も一緒に…というのは難しそうです。
っということは一緒に帰ろうというお誘いは無かった?
個人的には特別編で、その後の田中さんの過ごし方がオマケで見たいですね笑