エルピスのEDが意味深で怖い⁉ケーキが表すものとは?ED考察まとめ

エルピス エンディング

2022年10月24日からドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」の放送が始まりました。

そのエンディングが「意味深で、怖い」とSNSで話題になっています。

今回は、ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」のエンディング映像について、

・なぜEDが意味不明で怖いと言われているのか?
・ケーキの表すものは何か?
・ED曲「Mirage」は誰が歌っている?
・EDで浅川恵那がケーキを作っていたスタジオはどこ?

など、気になる疑問を考察していきたいと思います。

目次

エルピスのエンディング映像は怖い⁉

話題のエルピスのエンディングがこちらです⇩

まるで映画のように美しいED映像は、1ピースだけ不自然に片方の苺が半分になるように、切り取られたホールケーキからスタートします。

エルピス ケーキ

そこから真っ白なスタジオで、浅川恵那(長澤まさみ)が「はじまりました!」と料理番組を放送しているかのような映像に。

回ったり手を叩きながら、ノリノリでケーキを作っていきます。

しかし、オーブン開けた瞬間から世界観が一変。

明るかった背景は暗く、焦げたケーキ(のようなもの)を目の前に浅川恵那の表情は凍りついたように無機質に。

「腐った苺」と「謎の液体」の映像の後、映し出されるテーブルの上に置かれたケーキの箱。

エルピス ケーキ 箱

浅川恵那(長澤まさみ)が必死に何かを訴えるのをチェリー・大山さくら(三浦透子)が、テレビ越しに見ながらケーキを食べているというような流れでした。

「冤罪に立ち向かう」という、かなり重めなテーマと内容のドラマ「エルピス」ですが、第1話で食べ物が喉を通らない浅川恵那がケーキを作っているというところから始まります。

本編とは対象的な明るいスタジオでの料理番組風の映像を見て、ホッとしたのも束の間、またダークな世界観に落とされる。

正直私も背筋がゾッとするほど、怖い印象を受けました。

映像の怖さももちろんですが、散りばめられた疑問や謎が、より怖さや闇の深さを増しているような気がします。

エルピスのED映像のケーキが表すものとは?

ドラマ「エルピス」の雰囲気と対象的なショートケーキは、一体何を表しているのか…

・冒頭の欠けたホールケーキ
・浅川恵那が作っているケーキ
・黒焦げになったケーキ
・机に置かれたケーキの箱
・チェリー・大山さくらが食べているケーキ

出てきた全てのケーキに注目して考えていきたいと思います。

欠けたホールケーキが表すもの

エンディングの冒頭に出てくるケーキは、1ピース切り取られた状態です。

これは「a piece of cake」(=容易なこと、簡単なこと)を取った残り。

つまり、反対の意の「容易ではないこと、難しいこと」を表しているのではないかと言われています。

また、このケーキの不自然な切り分けられ方にも、注目が集まっています。

おそらく全部で10個の苺が載せられたと思われるこのケーキですが、1.5個で1ピースが切り取られています。

これでは、1.5個分の苺のケーキが6つ、最後のピースは1個の苺のピースが1つ、均等に分けることは不可能です。

不自然な部分で切り取られたケーキ、これにも何か意味があるのでしょうか。

今後の展開にも注目したいところです。

浅川恵那が作っているケーキが表すもの

エルピス エンディング 浅川恵那

ケーキそのものが「解決が容易ではない冤罪事件そのものの意味」だとすると、ケーキ(事件)は完成(発生)しているのにまた作り(調べ)始めている。

浅川恵那が作っているケーキは、恵那自身が調べ始めた冤罪事件を表しているということになります。

黒焦げになったケーキが表すもの

ケーキが事件そのものを表しているとするなら、ケーキを作れるのは、中身や工程を知っている者だけ。

事件の真相の知らない人間には、綺麗なケーキは焼き上がらないということでしょうか。

焦げたケーキや腐ったケーキは国家権力により事実を捻じ曲げられ作られた、だからケーキでもない謎の黒い塊となってしまった。

エルピス ケーキ

最終回で事件の詳細が明かされれば、浅川恵那は真実を知ることになります。

事件の真相(ケーキの作られ方)を知れば、ケーキは黒焦げになることなく、最後にはホールケーキが完成するのでしょうか?

エンディングの変化にも注目ですね。

机に置かれたケーキの箱が表すもの

エルピス ケーキ 箱

エンディングでこのケーキの箱が出てきた時には、大きな話題になりました。

なぜかというと、こちらのケーキの箱の賞味期限の日付には第1話が放送された「2022年10月24日」の文字が。

それだけではなく、製造元の部分には「株式会社パンドラ」の表記があったのです。

このケーキの箱は「パンドラの箱」を表しているということになります。

賞味期限の表記が放送日になっていたことで2話目以降も変化するのではないかと予想する方が多くいました。

チェリー・大山さくらが食べているケーキが表すもの

三浦透子さん演じるチェリーさん(大山さくら)が食べているケーキは、初めに出てきたホールケーキから切り取られた部分のケーキなのか、箱の中にあったケーキなのか、そのどちらもが同じケーキなのかは定かではありません。

ケーキの1切れ食べるという行為は、「get a slice of the cake」(=利益の一部を得る)ということだと考察されていた方がいました。

チェリーさんの食べていたケーキは、冤罪事件というパンドラの箱に残された希望なのか…

ずっと松本さんの冤罪を晴らしたいと思っていたチェリーさんが、浅川恵那が動いたことで状況は少し動き出したという意味では、1話の内容と一致する部分がありますね。

追記:1話と2話のエンディング映像の違い

放送部ごとに変わるのではと予想していたケーキの箱の日付は、第2話の放送された2022年10月31日にも「22.10.24」のまま変わりはありませんでした。

しかし、エンディング内に若干変わったところがあったのでご紹介します。

浅川恵那をテレビ越しに観るチェリーの姿の違い

三浦透子演じるチェリー(大山さくら)が、1話ではケーキを食べながら浅川恵那を見ていたが、2話では食べずに見つめています。

服装も1話と2話では変わっているようです。

また第2話の本編で、チェリーさんが14歳の誕生日に松本さんから人生初の誕生日ケーキをもらったことで、ケーキとの繋がりが明らかになりました。

チェリーさんの見つめるケーキは、松本さんがくれた誕生日ケーキを表しているのか…

謎は深まるばかりです。

追記:3話はエンディングなし

第3話の後のエンディングはありませんでした。

意味深なエンディングに、1話から2話で変化もあったことで、3話のエンディングにも注目が集まっていましたが、無かったことで「エルピス」を見ていた人に動揺が広がりました。

なぜエンディングが無かったのかは分かりませんが、たくさんの謎や伏線を緻密に組み込んでいる「エルピス」なので、何か意図があるのではないかと疑ってしまいます。

今回の題3話の本編には、永山瑛太さんのサプライズ出演、鈴木亮平と長澤まさみのラブシーン、最後には浅川が松本死刑囚VTRに勝手に差し替え流してしまうという衝撃展開続きで、単純にエンディングを入れる時間的余裕が無かった…ということかもしれませんが…

分かり次第追記したいと思います。

追記:第4話の映像の違い

今回のエルピスのエンディング映像は、1話・2話とも異なる変化がありました。

浅川恵那をテレビ越しに観るチェリーの姿の違い

三浦透子演じるチェリー(大山さくら)が、1話ではケーキをフォークで食べながら、2話では食べずに浅川恵那を見つめていました。

4話では手づかみでケーキを食べていました。

エルピス ED

服装は、1話と同じダボッとした感じのトレーナーでした。

エンディングで変わるケーキの食べ方、チェリーさんの服装の変化にはどんな意味があるのでしょうか。

追記:第5話の映像の違い

今回のエルピスのED映像は、1・2・4話とも異なる部分がありました。

撮影風景の描写

今まで腐った苺の後に、白い謎の液体が映っていた1シーンが今回は、撮影しているカメラマンが映る描写に変わっていました。

エルピス エンディング

この変化は何を表しているのでしょうか…

浅川恵那をテレビ越しに観るチェリーの姿の違い

4話のED映像でケーキを手づかみで食べていたチェリーさん。

5話のEDでも手づかみで頬張るという映像でしたが、服装に変化がありました。

エルピス エンディング

服装はどうやら2話と同じ、白のシャツになっていました。

毎回変化の見られるチェリーさんの姿ですが、これは一体何を表しているのでしょうか。

追記:エルピス第6話のエンディング映像の違い

今回のエルピスED映像は、5話の時と共通して撮影しているスタッフのシーンがありました。

浅川恵那をテレビ越しに観るチェリーの姿の違い

4話、5話では服装の違いはあったものの、ED映像でケーキを手づかみで食べていたチェリーさん。

6話では、2話の時と同じくケーキを見つめているだけでした。

エルピス エンディング

2話と同じ、ケーキを眺めるだけのチェリーさんの姿は何を表しているのでしょうか。

エルピスのエンディング曲「Mirage」は誰が歌っている?

月10ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』のエンディング曲は、Mirage Collectiveによる新曲「Mirage」です。

Mirage Collectiveと名づけられた集団名義でのリリースとなりますが、音楽プロデュースを手がけるSTUTSさん以外のメンバーは明かされていません。

※2022年11月21日、28日の放送後、歌っているボーカルについて明かされました。

Mirageを歌っていたのはヨンスだった

ずっと明らかにされていなかった「Mirage」の歌い手でしたが、2022年11月21日の5話放送後に、ヨンスさんが歌っていることが公表されました。

Mirageの女性ボーカルは長澤まさみだった!(2022年11月28日)

2022年11月28日にエルピス第6話「退職届と異動辞令」の放送後、Mirageを歌っていた女性が長澤まさみさんだったことが明かされました。

第6話では、長澤まさみさん演じる浅川恵那がカラオケで「贈る言葉」を歌うシーンがあるなど、まさみさんの歌声を聞くシーンが多く盛り込まれた回でもありました。

長澤まさみさんの歌声をフルで聴かせるシーンに何か意図があると感じた視聴者も多かったようで、ボーカルが長澤まさみさんであることに納得、上手いという声が多く上がっていました。

Mirageを歌うボーカルが誰なのか発表前の予想

R&Bを感じさせるアーバンなボーカル曲ながら、その歌声が誰であるかも、まだ発表されていないのです。

しかも第1話のエンディングでは男性が、第2話では女性が歌っているということで、様々な憶測が飛び交っています。

予想1:歌っている男性は「藤井風」

声の特徴や曲調などから藤井風さんと予想する声が多くありました。

予想2:歌っている女性は「椎名林檎」

第2話のエンディングが女性の声で流れると、椎名林檎さんが歌っているのではないかと予想する声が多くあがりました。

予想3:歌っている男性は眞栄田郷敦、女性は長澤まさみ

エルピス

第1話での語りが、眞栄田郷敦演じる「岸本拓郎」で、第2話の語りが長澤まさみ演じる「浅川恵那」だったことから、この2人がエンディング曲を歌っているのではないかという声も多くありました。

正直女性の声は特に長澤まさみさんにとてもよく似ています。

もし語りを担当した人がエンディングを歌っているとなると、語りが変わるたびに違ったエンディングが流れることになります。

3話以降の声の違いにもぜひ注目して観たいものです。

第4話のEDの違い(2022年11月14日追記)

2022年11月14日第4話「視聴率と再審請求」が放送されました。前回の第3話はエンディングの放送はありませんでしたが4話は放送がありました。

今回のエンディング曲は女性の声。

4話の語りが浅川恵那さんだったからではないかと思われます。

2話ではエフェクトがかかっていた声でしたが、今回はなかったことで、歌う女性の声がよりはっきり聞こえました。

その声を聞いて、長澤まさみさんの声だと思った方が多かったようです。

第5話のEDの違い(2022年11月21日追記)

2022年11月21日第5話「流星群とダイアモンド」が放送されました。

今回のエンディング曲は男性の声。

1話ではエフェクトがかかっていた声でしたが、今回はなかったことで、歌う男性の声がよりはっきり聞こえました。

出演者が歌っているのではという憶測が飛び交っているエルピスのED。

EDを見た人は眞栄田郷敦か、鈴木亮平だと感じた方が多かったようです。

もしその話の語りをしている人が歌っているとすると、今回の語りは眞栄田郷敦演じる「岸本拓郎」だったので、眞栄田さんである可能性が高いかもしれません。

ドラマ「エルピス」エンディング映像のキッチンはどこ?

エンディングで浅川恵那がケーキを作っていた真っ白なキッチンは、どこにあるのか。

調べてみると東京世田谷区にある「スタジオアットベーネ」であることが分かりました。

◆ 基本情報
Googleマップ
住所:東京都世田谷区三宿1丁目3−2
最寄り駅:池尻大橋駅

まとめ

2022年10月24日から放送の始まったドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」エンディングは意味深で、黒焦げのケーキ(のようなもの)が出てきたり、暗い部屋でチェリーが慌てる浅川を見ていたり、たくさんの方が「怖い」と感じるようなものでした。

また1つ1つの描写には、かなり細かいこだわりがあると見られ、本編の進み具合でエンディング映像の一部に変化が見られるなど、様々な考察が生まれる興味深いものになっています。

エンディングに出てくるケーキは、ドラマのテーマとなる冤罪事件だと思われるが、最終回には謎が解け、黒い塊ではなくケーキとして完成する日が来るのか…

第1話と第2話と変化のあったエンディング曲の声にも注目である。

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