山川穂高の若い頃は痩せてて村上信五に似てた⁉アグーの由来と痩せない3つの理由

山川穂高 アグー

山川穂高(やまかわほたか)選手といえば、1991年11月23日生まれ、現在31歳(2023年3月時点)の埼玉西武ライオンズに所属するプロ野球選手です。

山川穂高

圧倒的な長打力を誇るパワーヒッターで、左足を高く上げて勢いをつけ、豪快なフルスイングする打撃が特徴。

2023年のWBCでもメンバーに選考され大活躍している、「球界屈指の長距離砲」の選手です。

現在も100kg以上あるという山川選手ですが、若い頃は痩せていてイケメン!

しかも、ジャニーズ事務所所属の関ジャニ∞:村上信五さんに激似だったんだとか。

また、現在の「アグー」というニックネームはいつから、どんなふうに決まったのか、由来エピソードについてもまとめてみました。

目次

山川穂高の若い頃は痩せてて村上信五に似てた⁉

現在31歳(2023年3月時点)の山川穂高選手がプロ入りしたのは、2013年。

入団当時には108kgだったということですが、若い頃は痩せていてイケメンだった!ということで、写真を見つけました。

沖縄県立中部商業高等学校に通っていた時の高校生の山川穂高選手がこちら⇩

山川穂高

塁を回りながら、拳を上げているのが山川選手です。

山川穂高
Çさん

関ジャニ∞村上信五さんに激似!

村上信五

個人的には、村上さんが以前、「クリスティアーノ・ロナウド」のモノマネをしていた時の顔によく似ているなと感じています。笑

山川穂高
右:山川穂高選手

村上さんの幼少期と比べてみても、眉毛の凛々しさや、鼻の形、口元、目のなくなる感じとか、そっくりですね。

山川穂高 村上信五

また、山川穂高選手自身も、

もし野球選手じゃなかったら「ジャニーズ」
当時はいけると思った。気づいたら太ってた。

と語っています。

山川穂高

痩せている時は、走るのも速かった。とも語っていました。

大学生時代の50メートル走のタイムは6秒2とかなりの俊足だったそう…

確かに、走者になった際のベースランニングはとても100kg近くあるとは思えないほど俊敏!

守備での反応やバント処理のダッシュを見ていると、足の速さを感じさせる場面もありますね。

野球選手としての山川選手しか知りませんが、ジャニーズで活躍する山川穂高というのも見てみたかったかも?笑

山川穂高が動けるデブ「アグー」と呼ばれるようになったのはいつから?由来は?

山川穂高選手が動けるデブこと「アグー」呼ばれるようになったのはいつからで、どうしてこのあだ名が付けられることになったのでしょうか…

愛称「アグー」の由来

山川穂高選手が球団で正式に「アグー」というニックネームに決定したのは、23歳(2014年)頃。

西武に入団した当時(2013年)は、チームメイトである中村剛也選手と体型が似ていたため、

中村剛也
中村剛也選手

「おかわり君」という中村選手の愛称にちなんで、「おかわり2世」と呼ばれていました。

しかし、球団は「おかわり2世」に代わる愛称を模索することに。

特技は書道8段、ピアノ、バック宙、逆立ちというユニークキャラを売り込みたい球団は、スカウト陣が現場で緊急会議をしたんだそうです。

「おかわり2世はありきたりなので、何かインパクトがあってファンに親しまれる愛称を」と企画を出し合い、

そこで出たのが山川選手の出身地・沖縄の在来種を原種としたブランド豚の「アグー」でした。

沖縄 アグー

本人の体形、風貌とジャストフィットする妙案となったそうですが、一つの懸念がブタ呼ばわりされる本人がどう受け止めるかの問題があったといいます。

そこで、ひとまず同じ沖縄県人の上原副寮長兼育成担当に「問題はないか」を確認した上で本人に打診することに…

すると…。

山川選手からは「いいっすよ。ボク、大学や高校でも『アグー』って呼ばれていますから」と二つ返事で了解が取れたということです…。

Bさん

すでに高校や大学時代から「アグー」というニックネームで呼ばれていたんですね…

高校時代は今よりも痩せていてスリムな体型だった山川選手は、おそらく高校〜大学時の間に体重が増え、太っていき「アグー」と呼ばれるようになっていたようです。

山川穂高は本当は痩せたい?

西武の「動けるデブ」こと、「アグー」というニックネームに決まった山川穂高選手。

山川穂高 アグー

実は靴の後ろ側に「Aguuu」と入っていたりします。

山川穂高

入団前には、年末年始に故郷・沖縄で地元の名産である泡盛「残波 白」の一升瓶をあけ、1日に沖縄そば5杯、ステーキ10枚を平らげていたとも明かすなど、入寮時には108kgありました。

新人合同自主トレに参加した際には、初日から6時間のハードメニューをこなした後、こんなコメントを残していました。

「つらかったです。まじでちょっとやせようと思いました」と、食生活の改善についても口にしていました。

また、「大食い&米好き」としても知られている山川穂高選手ですが、

2016年末には打撃成績を伸ばすため、1食3合食べていた白米を減らし、鶏肉中心の食生活を送りました。

そのおかげか、2016年には14本だったホームランが2017年には23本に増加。

肉体改造に見事成功し、2年連続でホームラン王を獲る下地となりました。

大きな体に詰まっているのは筋肉なわけです。

2018年にも山川選手は炭水化物を控え、約10キロの減量を目標に日米野球に挑みました。

山盛り ご飯

その際には、「体重が減っても打撃の調子はいい。飛距離も変わっていないので、もう少し絞ってみようと思う」と手応えを口にしていました。

当時は、炭水化物を抜いた食事に変更。

奥さんの協力も得て、鶏肉と野菜中心のメニューにして、炭酸飲料は口にせず、コーヒーも微糖。

それにより105キロくらいになったということです。

他にも、2021年12月には自身のInstagramで、1枚の半紙に筆ペンで書いた「全く痩せん」を投稿。

山川穂高
のぇ

めっちゃ美文字!達筆!

大好きなシンガーソングライターのあいみょんがインスタグラムで、書初めを披露したのを機に、便乗して書初めを行なったようです。

たびたびあらわれる山川選手ダイエット情報…。

自身でも痩せようと思っている?ような文言ですが、調べてみると、山川選手本人に痩せるつもりは、あまりないようです。

山川穂高選手の痩せない理由をまとめてみました。

山川穂高が痩せない3つの理由

本当は痩せたい…?と思っているような山川穂高選手ですが、調べてみると、本人は全く痩せたほうがよいとは思っていない様子。

山川選手が痩せない理由をまとめてみました。

体型もまたコミュニケーション

同じ埼玉西武に所属する渡部健人選手に、「おまえクビがないな(笑)」と挨拶代わりにいじられたり、その肉体を品定めするかのように体中をポンポンと叩かれたり…

https://twitter.com/r_y24_childrens/status/1116010587606007808?s=20

よくチームメイトにもお腹をぺしぺしされてたりします…笑

山川穂高選手の大きな体は、ファンだけでなく、チームメイトの選手たちにも愛されていますね。

コミュニケーションにも一役買っているようです。

ただ太っているデブじゃない

山川穂高選手の身体をポンポン叩いていた渡辺健人選手によると、

「体を触ったけどいい肥り方じゃないですかね。パンパン。すごく体が張っている。バッティングは見ていないのですがノックのグラブさばき、足さばきを見ても体をコントロールしている。…

山川選手の身体は脂肪でぷよぷよというわけではなく、その体は張っていて、筋肉がついている。

太り過ぎというのは良くないですが、

西武の「減量不要論」に共感している

西武には100kgを超える身体の大きな選手が多く所属しています。

なぜ、西武には巨漢スラッガーと呼ばれる打者が育つのか…

それは、現役引退後西武の打撃コーチに就任した『デーブ』こと、大久保博元さんの「減量不要論」にあります。

山川選手はその「減量不要論」に共感。

このように語っていました。

「めちゃめちゃ同意見です。痩せたいとかの記事が出ているけど痩せなくていいと思う

痩せないといけない雰囲気が出ているのは可哀そう。僕らは痩せようと思ってやっと体重キープですから(笑)」

入寮時に体重が増えており球団からは、「甘いものを控えるように」と減量指示と思えるような指令が出たこともあった山川選手ですが、「減量不要」と考えているようです。

なぜ減量が不要なのか。

山川選手によると…

「バッティングは長さか重さかのどっちかで飛ばすしかない。

大谷(翔平)みたいに身長が高くてリーチで飛ばすか、小さくても重さで飛ばすかのどっちか。

重くてスピードがある方が打球が飛ぶ。重ければ重いほどね。

彼が(スイング)スピードを出せるなら僕より体重が重いんだから僕よりも飛びますよ。体重が重いことに悪いことはない」

ということでした。

山川選手のあの体型は、「重さで飛ばす」という独特の理論の上に成り立っているのです。

痩せないのは、わざと、ということですね。

大久保氏の「減量不要論」とは?

大久保さんの「減量不要論」ですが、単純に痩せるのが大変だから、キツイから、痩せなくてもいいよ〜というような甘いものではありません。

「減量不要論」をといた、大久保博元(おおくおひろもと)選手。

現役引退後、西武で中村剛也内野手の育成などに携わった有名な元プロ野球選手です。

大久保博元

「おかわり(中村剛也選手の愛称)の減量を、俺はさせたくない。苦しいんだよ」と語り、

現役時代に減量すべきという方針に苦しくなった自身の経験を以下のように明かしています。

1984年ドラフト1位で西武入団した際、180センチ、100キロの大久保氏は球団の方針で厳しい減量を強いられた。それは自身を否定されるような感覚だった。

「中学1年の時、『水戸のドカベン』って初めて紙面に出ました。ということは、まずデブなわけじゃないですか。中1の時から長い歴史がある。それでボールを飛ばすことができた。

だけどプロに入って、『とにかく痩せろ』と。今みたいに医学的に根拠があっての話ではないです。『じゃあ、なんで獲ったの?』と思いました」

当時の大久保選手は体重100kgありましたが、体脂肪率は10%前後…。

筋肉が多い分、少しでも脂肪がつけば太って見える大久保選手に、球団は見た目と、体重だけを指標に減量を求めました。

とにかく運動量を求められ、動けばお腹がすく…。

カロリーを消費した分だけ食べるという繰り返しで、一向に体重は減らなかったそうです。

3年目には減量要求が厳しさを増し、1カ月ごとに減量のノルマを設定され、体重計に乗り、目標に達していなかった時には罰金を課せられたんだとか。

動けば腹が減り、空腹を満たすために、とりあえず食べる。

そしてすぐに吐いた下剤を飲み、下からも出す。体重は87キロまで減ったが、打者として失ったものも大きかった。

「見事にボールは飛ばなくなっていきました。最後、体重がなくなっちゃうんじゃねえかと思いましたよ(笑)」

sportiva.shueishaより

「減量不要論」は、西武の打撃コーチ就任を要請された際、こうした思いを後輩にさせたくなかったという思いが根底にあったそうです。

それに加えて、野球は科学的に取り組むべきだということを、大久保さんは説きました。

大久保さんは現役引退後、ゴルフのティーチングプロの講義を受講した際、

「なぜ、小さい選手でもボールを遠くに飛ばすことができるのか。その答えは科学にある」という言葉にとても印象を受けたそう。

その話をした筑波大学の教授に連絡を取り、個人的に教えを受けにいきました。

「簡単に言えば、”太っている、痩せている”ということより、人が健康になるポイントはほかにある。人間は細胞を60兆個持っているとされるなか、いかにいい血液を送っていくか。そのほうが大事なんです」

そんな話を聞いたそう。

大久保氏は動作解析を学び、ボールを遠くに飛ばすためには「重さ」「長さ」「入射角」など条件がいくつかあることを知りました。

「長さは足りないから、重さで補っていくわけです。僕らデブは、重さを出力に変えていく。痩せたら元も子もないわけです。あとは、いかにいい角度でバットをボールに入れていくか」

「減量不要論」は科学的根拠にも基づいて、語り継がれているようです。

山川穂高が取り入れた風船トレーニング

yamakawahotaka

2023年2月1日の囲み取材で、山川選手は新しく「風船トレーニング」を取り入れたことを明かしていました。

これは、打撃練習中に風船を膨らませながら打つというもので、プロ8年間の間にたくさん変えてきた打撃フォームにより感じている構えの段階の”気持ち悪さ”を解消するためのものなんだとか。

ずっと探しながら毎日やっていたのが、腹圧をちゃんと高めてから手を構えたら、手が決まるという不思議な状況を知りました。だから手を意識するんじゃなくて、ここ(腹圧)を意識すれば手(の構え)が決まる。そのためだけに風船をやっています」

調べてみると一般的に、腹圧を高めることは、体幹部が安定させ、力をうまく伝達させることができるようになるんだとか。

その結果、大きい力を発揮することができるようになるほか、腰部への負担を減らすことができます。

腹圧が高いと胸を張った良い姿勢にもなり、腹圧が低いと不良姿勢になってしまうとも言われています。

腹圧

風船トレーニングをする山川選手は、打撃でインパクトに向かう瞬間、風船は膨らんでいたとのこと。

つまり、腹圧をスイングのパワーに込められているということですね。

また痩せている人と太っている人では、太っている人のほうが腹圧が強いとも言われています。

山川穂高の若い頃は痩せてて村上信五に似てた⁉アグーの由来と痩せない3つの理由まとめ

山川穂高選手が若い頃(高校時代まで)は痩せていて、ジャニーズ事務所所属の人気アイドルグループ:関ジャニ∞の村上信五さんにそっくりというのは、本当でした。

アグーという愛称は、出身の沖縄県や体型等を考慮し、案があがったそうですが、以前からその名で呼ばれていたこともあり、すんなりと決まりました。

痩せたいと思っているのかと思いきや、痩せないことにもしっかりと意味があり、「重さで飛ばす」という圧倒的な長打力を誇るパワーヒッターになったのには、西武にあるこの「減量不要論」が大きく関係しているようです。

今後の活躍も楽しみですね。

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