2022年12月18日(日)東海道新幹線が停電により運転を見合わせ。
復旧作業には相当の時間が必要とされ、再開は16時半ごろを目安にしているとのことです。
このような新幹線の2時間以上の遅延は、特急料金の払い戻しが受けられます。
とはいえ、駅に到着した頃には、その新幹線に乗っていた多くの人が下車し、窓口に殺到することが予想されます。
ただでさえ停電による運転の見合わせで長時間待ち疲れているのに、さらに窓口で待つなん無理…
払い戻しは諦めようかな…なんて思っている、そこのあなた!
払い戻しは別に当日中じゃなくてもできます!というわけで、今回は、新幹線の遅延による払い戻しを後日行う方法についてご紹介します。
東海道新幹線の払い戻しに必要なもの
乗車していた新幹線が何らかの理由で、到着予定時刻より2時間以上の遅延があった場合、払い戻しが受けられます。
JRのホームページにも
●特急・急行列車が、到着時刻より2時間以上遅れた場合には、特急・急行料金の全額をお返しします。
≪払いもどし可能な期間について≫
2時間以上の遅れに伴う特急料金の払いもどしは、当日のほか、駅で払いもどしの証明を受けたきっぷを、当日または遅れが発生した日の翌日から起算して1年以内に、全国のJRの駅(駅員無配置駅を除きます。)にご提出いただければ実施いたします。
と記載されています。
払い戻されるのは特急・急行料金のみなので要注意
その際に、その時の「特急券」と「遅払証」が必要です。
「遅払証」というのは、自動改札機で印字されるもので、新幹線の乗車券・新幹線特急券などを新幹線の自動改札機に通した際、所定の時刻より2時間以上遅延した列車の場合は、自動的にこの「遅払証」が印字されます。
ちなみにこちらは以前東海道新幹線が停電に寄って遅延した際、5時間ほどかかって新大阪に到着した方の特急券です。
「遅払証」という文字がありますね。
旅客営業規則 第289条によると、その日から1年間に限り、特急料金の払い戻しを請求することができます。
新幹線の遅延による払い戻し方法
払い戻し場所を尋ねると、JRの駅窓口で対応との事でした。
JR東海に関わらず、JR東日本などJR各社の駅で駅員がいればどこでも対応可能ということなので、極端な話、JR北海道やJR九州などの駅でも取り扱ってくれるということになります。
最寄りの駅でこの特急券だけを渡せば、「遅払証」と「特急料金」の印字を確認し、すぐに現金で払い戻しを受けられます。
書面に記入したり、身分証明書の提示は求められません。
あっさりと、特急料金を現金で渡してくれます。
手数料もありません。
ちなみに、乗車券は払い戻し対象外です。
遅延による特急料金の払い戻しは1年間有効です。
遅れた当日は窓口が混雑しているので、落ち着いた頃最寄りの駅で払い戻しをすると良いでしょう。
新幹線の2時間以上の遅延による払い戻しは当日じゃなくてもできる!払い戻し場所と方法、必要なものまとめ
新幹線の遅延に遭遇するかどうかは誰にも分かりませんが、停電や自身などに遭遇した場合、復旧までに多くの時間がかかってしまうことがあります。
また遅延した時、車内放送で遅延のお詫びはあるものの、料金の払い戻しの案内は全くありません。
そのため知らずに払い戻しをしないままという方、
仮に知っていたとしても払い戻しのため、窓口に行くと長蛇の列が…そんなものを見てしまえば諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。
遅延時の特急料金が払い戻しされるのを知っている人は、すぐ到着駅の窓口に並ぶかと思うのですが、実は、自動改札機を通すと、「遅払」と印字されて切符が出てくるというのは意外と知られていないかも。
後日最寄り駅で払い戻しができるのを知っていれば長い時間払い戻しの為に並ばすに済みますし、同じように、遅延証明書をもらう為や、遅延のスタンプを押してもらう為に長時間並ぶ必要もなくなりますよ。