2023年3月11日、大病院占拠第9話が放送されました。
武蔵三郎の病院への潜入から始まり、病院の罪が明かされ、ホテルオシマで死亡していた3人の死因と、山城琴音の冷凍保存が明らかになるなど、たくさんの謎が明かされ、怒涛の展開にあっという間の1時間でした。
第9話の大きな鍵となったのが、界星堂病院の地下4階で研究されていたハイドラウイルス。
一体ハイドラウイルスとは何なのか…
一瞬しか映らなかった資料などをもとに、ハイドラウイルスについて、その意味や感染条件など詳細情報を全てまとめてみました。
大病院占拠|ハイドラウイルスってなに?由来や意味、感染条件など詳細情報まとめ
大病院占拠の第9話で登場したハイドラウイルス。
この「ハイドラ」とは、一体どういう意味なのでしょうか?
ハイドラウイルスの由来は?
調べてみると「ハイドラ」というのは、ギリシャ神話に出てくる「ヒュドラー」という怪物のことを表しているようです。
第9話で一瞬登場するハイドラウイルスについての資料がこちら⇩
ハイドラウイルスとは…
レベル4に相当するウイルス。
一度発症したら根絶できないことから一度頭を切ると2つの頭を生じたというギリシャ神話に登場する怪物名が由来になっています。
2018年には、西アジア地域で流行し、約40万人の死者を出したという記載がありました。
レベル4って…?
ハイドラウイルスが「レベル4」というのは、バイオセーフティーレベル(BSL)のことかと思われます。
感染症の研究をするための研究所には、そこで扱うことのできる病原菌に応じて「バイオセーフティーレベル(BSL)」と呼ばれる格付けがされています。
「バイオセーフティーレベル」は4段階。
「レベル1」は
病気を起こす可能性が低い微生物など。
「レベル2」は
重篤な事態には至らないものの、感染を引き起こすインフルエンザウイルスなど。
「レベル3」は
重篤な感染を引き起こすが、人から人へは伝染せず、治療法も確立された狂犬病ウイルスなど。
「レベル4」は、
生死にかかわる重篤な事態となり、人から人へ感染し、治療法や予防法が確立されていないエボラウイルスなどです。
大病院占拠に出てきたハイドラウイルスは、レベル4に該当するということです。
原因と感染経路
ドラマ内の資料には、ハイドラウイルスの原因と感染経路について、このように記載がありました。
ハイドラ・ウイルスは空気感染、また直接接触でうつります。
空気感染というのは
患者と同じ空間で一定時間呼吸することで起こります。
直接接触というのは
患者の血液体液(尿、唾液、糞便、吐物、母乳、精液)が非感染者の眼、鼻、口、キズ(解放創や創傷部)に触れること。
発症前、症状が出る前であっても、他の人に感染を広げる可能性があります。という記載もありました。
第9話では、ホテルオシマで倒れた加賀大輝を支えただけ、本当に一瞬その場に居合わせただけなのに、山城琴音と日向聡介に感染したということなので、かなり感染力は強そうです。
ただここまで感染力が強いとなると、加賀大輝が病院からホテルオシマの部屋までに着くまでに、接触したのが本当に山城琴音と、日向聡介だけだったのか謎です。
正直病院からホテルまでに、誰ともすれ違わなかった、会わなかったというのは無いと思いますし、ホテルのエントランスなどには従業員含め、人もいそう。
エレベーターも使っていたはずですから、そこから空気感染していてもおかしくないような…
また播磨院長が3人の遺体を運んでいたわけですが、そんな感染力の強いウイルスに罹った人たちを運んでいたのに、かからないなんて不思議だなと感じた方も多かったようです。
とてつもない感染力を持っているという設定ながら、遺体を運ぶ院長はかなり軽装備だし、結局かかったのはホテルで死亡した3人だけという展開に、なんとなく違和感を感じます。
症状
感染後、約1時間で発症。
40℃を超える発熱、頭痛、筋肉痛、発疹、身体の震え、めまい、咳、喉の痛みを起こします。
それに続いて嘔吐、下痢や多臓器不全が見られる場合があります。
感染した時の致死率は非常に高く、発症後すぐに症状が悪化し、2〜3時間で死に至ることが多い疾患です。
治療に関しては、特別な治療法はなく、一度発症したら抗ウイルス薬の効果は期待できません。
加賀大輝には顔中に発疹が出ていたシーンがありましたが、冷凍保存されていた山城琴音の顔には発疹のようなものはありませんでした。
症状はそれぞれ人によって多少違うのかもしれませんね。
とはいえ症状全てをこうしてみると、かなりヤバいウイルスですね…